2013年7月10日水曜日

貝澤 徹

北の工房  つとむ
高校卒業後、家業のつとむ民芸を手伝い、店先で彫刻を始める。名前の通り、貝澤  勉の長男で、そして貝澤幸司の兄である。私の父の貝澤守幸の勧めで熊レリーフを彫刻し、初めて、北海道アイヌ民芸品コンクールに出品したところ、なんと、努力賞をいただいた。それがキッカケで、どんどん彫刻を楽しみ出した。色々な作風があるが、最近のこちらの作品はとてもおもしろい。シントコという漆塗りの容器の蓋を叩きながら、さあ、これから楽しい唄や踊りがはじまりますよ。という合図にもなると言われる、ウポポという座り唄を唄うその手は自身の家族の手を表している。
55歳の彼は私の従兄で「兄ちゃん」と、呼んでいる。


2013年7月9日火曜日

二風谷の工芸家紹介。

今日から連載で始まりました。まず、はじめに、私の兄の貝澤守が紹介されました。全部で五回の連載は、今回、三月に伝産品指定を受けた、attus.アットゥシ織りの伝承者や、優秀工芸師の方などの平たい盆、itaイタなどが紹介されます。飛ぶように売れた観光ブームが過ぎ、伝統工芸
品とじっくりと向き合う、いい作品を見極める客層に、これからどのように伝え残すことができるか、皆が、一生懸命に織りと彫りに打ち込んでいます。二風谷の良さが伝わればいいのですが。

2013年6月25日火曜日

貝澤幸司

二風谷で鮭レリーフ彫りをしていた貝澤勉の三男として、18歳より、彫刻の世界に飛び込んだ。つとむ民芸という屋号を持つ老舗を彼が受け継ぎ、当時はレリーフ彫りを専門にしていたが、本格的に自身の作品を製作するようになってからは、趣味の魚釣りを活かし作品にしたり、アイヌの伝統工芸を手がけ、多種にわたる作品づくりをしている、鮭のアイヌ文様のバンダナなども人気なデザインで、木彫に関しては、私はこの槐の木のニマ(木の器)好きだ。周りに単純な文様を施しただけなのに、とても豪華に感じるのは私だけでしょうか。年輪が何ともいえず、美しいです。51歳の彼は私の従兄です。

バンダナになっている鮭のデザイン。

2013年6月22日土曜日

洲崎春男

大阪出身の洲崎さんは、19歳で北海道を居住地とし、今は亡き貝澤 正さんのもとで5年間働き、24歳から、木彫をはじめた。観光ブームには、自身の彫刻したメノコレリーフは、とぶように売れ、寝る間もないくらい、忙しく、その作品は北海道中に出回った。時代の流れに沿うように、アイヌ文様のデザインの作品が主流となり、最近、人気の作品はこのクルミのコースター。若手だった洲崎さんも、今では大先輩の65歳。



2013年6月17日月曜日

貝澤 守

二風谷の老舗、貝沢民芸の長男として生まれ、幼少時代より、彫刻を見てきた。21歳より父、貝澤守幸〔昭和52年没)の、彫刻を受け継いでいる。最近の作品ではイタ(平たい盆)に施されるモレウ(静かな曲線)を基調にし、華やかさを取り入れた文様のデザインが、樺太の名工シタエホリの作品にも近いものを感じる。現代の作風にはあまり見られない彫刻だと思う。48歳は私の兄である。



2013年6月15日土曜日